医学部ってどうやったら入れるの?
全国に82ある医学部医学科(国立が42校、公立8校、私立31校、大学校1校)
定員は100人前後で大学によって異なりますが、
一部140人もの新入生をとっている大学もあります。
入試方法としては前期入試、後期入試、一般推薦、地域枠推薦、AO入試など多数あります。
大学によってどのような入試形態を採用しているのかが異なるので、
皆さんの気になる大学についての詳細は、
各大学のホームページにて確認してください。
今回は先ほど挙げた入試方法を中心にいくつか詳しく紹介していこうと思います。
主な入試方法
『地域枠推薦』
その都道府県在住の人限定で、卒後一定年数その地域で働くことを条件に、
入学金、授業料の免除などに加えて
奨学金を受け取りながら学生生活を送ることができるかなりお得枠。
地域枠推薦は地元で働く意志のある人にとっては(県外では働かない人)
圧倒的に好条件です!!
地方国公立大学に比較的多い入試方法です。
共通一次試験に加えて、高校時代の評定などが非常に重要になってくるので、
この枠を狙う場合は、大学入試を早くから意識し始め、
高校一年生時より継続して定期考査で好成績を取り続ける必要があるでしょう。
通っている高校が県内トップレベルである場合、
校内選考を突破し、出願できた場合には
合格はほぼ確実といっても過言ではありません。
(逆に校内選考を突破するのが大変です)
地元民にとっては非常に入学しやすい入試方法です。
(注)高校卒業後年数の制限に注意が必要です。
卒後の就労に一定の縛りがある一方で、
学費は無料、月定額の奨学金の給付があり、
かなりrichな学生生活が送れます。
もちろん親孝行になることは間違いありません!!
『一般枠推薦』
在住地域に関係なく出願でき、また卒後の就労条件などのない推薦。
評価書や自己推薦書の他にも
共通一次試験や小論文、面接などの試験が考慮され、合格が決まります。
もちろん高校時代の成績や課外活動実績などが重要になってくることは
言うまでもないでしょう。
逆に言えば、高校時代に様々な活動に積極的に参加した人にとっては
その経験が高く評価されるため、
非常に有効な入試方法だと思います。
『AO入試』
Admission Office入試の略。
アドミッションポリシー(大学にとっての理想の学生像)に適した学生を
入学させる入試方法。
共通一次試験、高校の評定、調査書、志望理由書、各種取得資格、
その他大学が用意する試験を総合して判断されます。
『共通一次利用』
私立医学部の一部で採用されている入試方法で、
共通一次試験と面接(+小論文)のみで行われ、個別試験がありません。
- 国公立志望で私立医大対策をする時間を取りたくない場合
- 入試のチャンスを増やしたい場合
などに受けることが多い印象です。
かなりの高得点が要求される一方で、マーク問題に相性がいい人にとっては
有効な入試方法といえるでしょう。
『前期入試・後期入試』
国公立大学、私立大学において最も一般的な入試方法。
国公立大学では共通一次試験と各大学個別の二次試験の二つの試験の合計点によって合格が決まります。
私立大学では大学個別試験のみで決まります。
配点や共通テストの圧縮などによって大学ごとに特徴が出てきます。
ほとんどの大学では前期入試は実施しており、後期入試を実施している大学は少数です。
しかし、一部後期入試しか実施していない大学も存在します。
最後に…
この記事では医学生になるための大学入試の
様々な形態について紹介しました。
紹介した方法はメインの一部だけですので、
募集人数は少ないものの、他にもいくつかの入試方法があります。
詳しくは各大学のホームページや、受験情報記事を確認してください。
各国公立大学の前期入試は毎年2月25日前後に一斉に行われます。
一方で各種推薦入試はそれよりも早い日程で行われるので、
推薦入試の合格者は、一足早く受験戦争から勝ち抜けすることができます。
受験勉強を終え、早くから遊べるようになるという点で
非常に魅力的といえるでしょう!!
医師という夢を現実にするために、
みなさん上手く大学に入学しましょう!!!
今回は以上です。see you!!